当社の消石灰は、原料の石灰石を吟味し、なおかつ消石灰用として焼成された生石灰を原料として製造されています。
厳選された石灰石を原料とすることで、不純分が少なく、白色度が高いことが特徴です。
流動性に優れ、ハンドリング性に関して好評を得ています。
また近年、ユーザーのニーズに合わせ、粒度を管理した商品を供給しています。
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特号消石灰 | JIS特号規格 | |
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酸化カルシウム | 73.5% | 72.5%以上 |
不純物 | 0.7% | 3.0%以下 |
二酸化炭素 | 0.4% | 1.5%以下 |
粉末度残分600µm | 全 通 | 全 通 |
粉末度残分150µm | 1.5% | 5.0%以下 |
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超特号消石灰 | 当社規格 | |
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酸化カルシウム | 73.5% | 72.5%以上 |
不純物 | 0.7% | 3.0%以下 |
二酸化炭素 | 0.4% | 1.5%以下 |
粉末度残分150µm | 0.05% | 0.5%以下 |
粉末度残分45µm | 1.5% | 2.0%以下 |
クロライムSGとは、日比野工業製『高反応消石灰』のことです。特殊な消化工程を行うことにより、特号消石灰に比べ比表面積・細孔容積が大きい商品です。
焼却施設で発生するHClやSOxの除去に優れており、特号消石灰に比べ、使用量が約4割~5割程度削減できます。またダイオキシン対策の活性炭などの混合品も対応しています。
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ミクロライムSG | |
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粒径 D50 | 5.0µm |
BET比表面積 | 50.0m²/g |
細孔容積 | 0.23cm²/g |
安息角 | 45.0度 |
見掛比重(ゆるみ) | 0.290g/cc |
消石灰スラリーは、特号消石灰を原料にして乳化された商品です。スラリー状での受け入れのため、粉末の飛散がなく、労働衛生面でも評価されています。
特号消石灰を原料に製造されているため、純分が高く、不純分も管理されています。また残滓物が少ないので、スラリーポンプの寿命も長くなります。長年の製造・納入実績により培われたノウハウを活かし、製造しています。輸送車両も多数抱えており、安定供給に万全を期しています。
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消石灰スラリー | |
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濃度 | 30% |
比重 | 11.5g/cc |
酸化カルシウム | 73.5% |
※不純物 | 0.7% |
※粉末残分150mm | 1.5% |
石灰石を1000℃程度で熱すると分解し、生石灰となります。
後工程の消化で生石灰を使用するため、当社は通常より高い温度の約1200℃以上で焼成しています
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粉末生石灰 | 当社規格 | |
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酸化カルシウム | 97.0% | 93.0% |
不純物 | 1.0% | 3.2% |
二酸化炭素 | 0.5% | 2.0% |
粉末度残分75mm | 1.5% | 5.0% |
※粉末残分150mm | 1.5% |
Manufacturing process
Use of Lime
鉄鋼、科学や建設土木等さまざまな産業で欠くことのできない素材であり同時に環境を守る貴重なアルカリ資源でもあります。年間1000万トンつくられ、目立ちませんが石灰は私たちの社会を支えてくれています。
様々な工場から出る排水の中和や浄化などに石灰が使われています。
排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物を消石灰や生石灰を吹き込み中和除去します。
軟弱な地盤に石灰を混合して安定した強固な地盤にすることを土質安定処理という。
製造原料として重要な役割を果たしています。
石灰肥料はミネラルを補給すると同時に酸性土壌を中和します。
石灰の脱臭・殺菌作用が利用され、消石灰が感染予防に使用されます。
砂糖を精製する工程で不純物を取り除くために石灰が使用されます。
石灰の散布で河川、沿岸海域の底質が改善される。
pH調整、赤水防止、汚泥処理のため石灰が使われます。